巷で認識されている言葉「リフォーム」。
みなさまはどんな印象をお持ちでしょうか?
勿論この言葉自体が造語です。
建築に関する改築や改造と言った堅苦しい言葉から、この何とも柔らかな「リフォーム」と言う言葉に代わったことで、そのシェアーは断然右肩上りに成長していきました。
しかしその一方では、その言葉を盾に「悪徳商法」なるものも発生し、未だその被害はとどまるところを知りません。
今日もどこかで、その被害に涙されている方がいるのではないでしょうか。
何ともやるせない気持ちになります。
私たち設備業者が、この「リフォーム」と言う事業に対し、新たに参入してきたかのように世論では言われていますが、これだけははっきりと言わせて頂きたいのです。
もともと、この「リフォーム」の先駆けはわたしたち設備業者だったと言うことです。
なぜ?
と、思われるかもしれませんね。
ここ数年で、この「リフォーム」事業は確立してきた訳ですが、その以前にはどこがどのようにして工事を行なっていたのでしょうか?
分かりますか?
例えばご自身のお宅を考えてみて下さい。
最初の段階から、お家の間取りを換えたいとか、床を張替とか、壁をやり直してとか…そんな諸々のことを考えるのでしょうか。
先ず考えないと思います。
では、どんな時にその「リフォーム」と言う”欲求”が起こってくるんでしょうか?
そうですね、その眼の前にある「ちょっとした不満」から発生します。
キッチン(台所)の水栓がしっかり止まらないし、錆が酷い。とか、キッチンの扉が腐ってきて外れた。とか、トイレをそろそろウォシュレットにしたいな。とか、お風呂がもっと広かったら良いな。とか。
いかがでしょうか?その不満の大半が”住宅設備”にまつわる物ばかりですよね。
そうなんですよ。「リフォーム」需要の殆どは「住宅設備機器」の取替えから始まるです。
その時に、せっかく新しいキッチンを入れるのならば、台所の床も壁も天井も綺麗にしたいな。とか、せっかく浴室を綺麗にするんだったら、洗面所も綺麗にしたいな。とか、せっかく水廻りを綺麗にするんだったら、一緒にリビングも廊下も綺麗にしようか。とか。
そうなんです。そこから「せっかくならば」スイッチが入って、建築的リフォームに繋がっていくんですね。
そのさいに、相対的な費用を考えましょう。
お家の内装(床、壁、天井)などをリペアしても、そう高額にはなりません。
その逆に、我々が取扱う商材「住宅設備機器」は、思いの外高額な物が多いんです。
一番身近な水道の蛇口。これお値段ご存知ですか?
以外に高いんですよね。これ殆どの商品が”真鍮”で出来ていますから、当然高いんです。
そんな、基本的に一番コストの掛かる部分を担っている私たちが、最初の最初に消費者のみなさまの下へ伺い、ご不満を伺い、その対応をする過程で、役割分担として建築業さまへご依頼をしていた訳です。
もう、お判りですよね。
そうなんです。わたしたちの事業の中にこそ「リフォーム」と言うマーケットがあるんです。
だからこそ、みなさまのライフスタイルに合った提案が可能なんですね。
設備業と言っても幅はとても広いです。
ここでは弊社の業務に照らし合わせてご説明していますが、日頃の作業の中でお客様から「お台所の蛇口が漏れるんだけど…」と、ご連絡があります。
そこで私たちは「点検」にお伺いする訳ですが、そこで、通常の営業と違う点がございます。
私たちはプロパンガスを通じて、過去の履歴を保護させて頂いております。
それにより、機器等の経年劣化などのタイミングは予め計れるものなんですね。
ですから、このご訪問の際には「前準備」がほぼ出来ているに等しい状態です。
そして実際にお宅へ訪問し、具体的な点検作業に入り、現実と照らし合わせます。
その時に、そのお客さまのライススタイルやご趣味も交え、トータルでお話しすることが可能です。
勿論、点検修理で解決できる事が一番の得策ですが、今後を踏まえたご提案をこの時点でさせて頂きます。
よく私のblogでは書いてきましたが、普段意識されていない「住宅設備機器」の買換えには、相当な費用が発生します。
しかし、その事を事前に計画できていれば、躊躇無くご自身の好きな物への交換が可能ですよね。
でも、「壊れてからで良い」と考えていますと、一気に多額の費用を払うこととなり、日常生活にまで負担が掛かってしまうのです。
「リフォーム」と言うことに関しては、ご自身のお住まいを所有されている方全てに『いつかは経験すること』だと思います。
それは現在、戸建の住宅だけでなくマンションなどもそうですよね。
永遠に綺麗には保てません。形あるものは必ず消耗していきます。
だからこそ、ご自身のライフサイクルやライフスタイルにあった「リフォーム」を考えておくべきではないかと思います。
そんな時こそがわたしたち設備業いえ、城北ガスの出番だと考えています。
せっかくお住まいを「リフォーム」して、新たな生活をスタートする訳ですから、そのスタートに心が暗くなっては本末転倒ですよね。
身の回りの”変化”って、全てが変わるくらいワクワクするものでありたいと思いますよね。
そんなお手伝いが出来ることが、私たちの使命でもありますし、願いでもあります。
引き続き長文となりましたが、最後に城北ガスが考える「リフォーム」とは。
”住まいを通じて、みなさまのくらしがより明るく豊かになること”
だと考えています。
by staff nishida